気楽なブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 九谷の鉱山から陶石が発見されたことと、在宅の職人が、今の佐賀県有田町で磁器作りの技術を学んで来たことによって、17世紀の半ば頃、九谷の地で始められたのが古九谷焼(こくたにやき)である。 九谷焼は多色の絵が描かれる上絵付け*1に本来の持ち味がある。豪快で濶達な線書きの上に、緑、黄、赤、紫、紺青の五彩で施される和絵具*2の重厚な輝きが、九谷焼の特徴。 九谷独特の、やや青みを帯びた素地がその落ち着いた色調で、上絵付けを一層引き立てている。 地元の陶石から磁器作りのもととなる粘土を作り、ろくろや鋳込(いこみ)*3等の技法で素地を作る。色付けはより細かい絵を丹念に描き入れる。 力強い白と黒の水墨画のような絵に、まだ色が出ていない状態の色絵具をそっとのせるように置く。 この絵具が炎により美しく発色し、ガラス質に変わって、白地の磁器が色鮮やかに生まれ変わる。線書きの筆使いの鋭さと、上絵具の重厚さから九谷焼が生まれる。 PR |
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